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冠岳(かんむりだけ)は、鹿児島県いちき串木野市と薩摩川内市の境に聳える山である。東西に伸びる稜線に沿って西岳(標高516メートル)、中岳(標高496メートル)、東岳(標高486メートル)が連なる。西岳山頂の上宮祠から東シナ海、霧島山、桜島、開聞岳などを一望できる。 秦の使者徐福が訪れたとする伝説があり、中世には頂峯院をはじめとして多数の寺社を擁する霊山であった。西岳、中岳、東岳にはそれぞれ熊野権現を勧請した神社があり、冠岳三所権現と呼ばれる。 中新世から鮮新世にかけて活動した古い火山の跡であり主として安山岩からなる〔松本達郎ほか 『日本地方地質誌 九州地方』 p.297、朝倉書店、1973年〕。 == 歴史 == 山名の由来には以下の3説がある〔『三国名勝図会』〕。 * 西岳を遠方から眺めると風折烏帽子に似ていることから。 * 冠に似ていることから。 * 徐福が冠を納めたことから。 『頂峯院来由記』によると6世紀後半に用明天皇が蘇我馬子に命じて東岳、中岳、西岳のそれぞれに社を建てさせ、東岳には勅願寺として興隆寺を設けたとされる。平安時代中期に阿子丸仙人が頂峯院を開山した。 中世において頂峯院は17の末寺を抱え、南九州における重要な学問中心地の一つであった。島津氏の信仰を受け、1478年(文明10年)とその翌年に桂庵玄樹が訪れている〔『串木野市郷土史』 pp.761-763〕。しかしながら廃仏毀釈により明治2年に廃止された〔『串木野市郷土史』 pp.78-79〕。 冠岳は金峰山と喧嘩をしたという伝説があり、金峰山が投げた材木に当たったため冠岳の肩が低くなり、一方、冠岳がススキの穂で目を射たため金峰山は片目になったといわれる〔『九州の山と伝説総集編』〕。尚、金峰山と野間岳との間にも同様の伝説がある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「冠岳 (鹿児島県いちき串木野市)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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